PR:このサイトは株式会社藤井翔悟事務所が運営し、当社のセミナー・講座を紹介しています。

柔道整復療養費2,867億円を約5万か所で分ける:接骨院が自費を考えざるを得ない数字

2026-10-19 | 統計

接骨院の経営で「自費」という言葉が出るとき、多くは「保険が厳しくなったから仕方なく」という文脈です。しかし数字を見ると、自費は逃げではなく、構造から導かれる設計の問題です。この記事では、厚生労働省の数字で構造を確認します。

療養費の総額と施術所数

指標数字年
柔道整復療養費(総額)2,867億円令和3年度
柔道整復施術所数50,919か所令和4年
就業柔道整復師78,827人令和4年
受領委任を扱う施術所4万7,000か所弱令和5年時点の資料

出典は厚生労働省の療養費検討専門委員会の資料と、衛生行政報告例です(出典1・2)。

総額2,867億円を約5万か所で単純に割ると、1院あたり約570万円です。これは平均であり、地域や規模で大きく違います。しかし「平均の1院が療養費だけで得られる額」の目安にはなります。

1院あたりの療養費は減り続けている

療養費の総額は平成24年度から減少傾向にあり(出典3)、一方で施術所数は増え続けてきました(令和4年も前回比+1.1%、出典2)。分子が減り、分母が増えれば、1院あたりは減ります。2010年には1院あたり1,000万円を超えていた療養費収入が、その後減少を続けている、という整理もあります(出典3)。

令和3年度は総額が前年度比+1.3%と、久しぶりに増えました(出典1)。しかし施術所数の増加と合わせると、1院あたりの傾向が反転したとは言えません。

自費メニューの中身を、評価から作る

自費で患者が払うのは、手技の名前ではなく「なぜそこを触るのか」の説明です。筋膜リリース徒手療法の評価の考え方を、無料動画で確かめてください。合わなければブロックで解除できます。

LINEで無料動画を受け取るセミナーの日程を見る

この数字が意味すること

  1. 療養費だけで院を維持する前提は、平均的な院では成り立ちにくくなっている
  2. 施術所は増え続けている。 同じ地域で療養費を取り合う相手が増えている
  3. 自費は「追加の売上」ではなく「収入の決まり方を変える設計」。療養費は制度が単価を決めるが、自費は患者が払う価値で決まる

ここで大事なのは、自費に移ること自体が目的ではない、という点です。自費は、患者が「この院に、この金額を払う」と決めなければ成り立ちません。制度が守ってくれない分、評価と説明の質が直接売上になります。

自費移行を「設計」として考える順番

自費メニューを作るとき、手技の名前から始めると失敗します。順番は次の通りです。

  1. 評価:患者の痛みを「どの範囲で、なぜ出るか」まで分けられるか
  2. 説明:「なぜそこを触るのか」を、患者が納得する3文で言えるか
  3. 価格:評価と説明の時間を含めて、1回の施術時間と価格を決める

評価と説明ができていない状態で価格を上げると、患者は離れます。できていれば、価格は後からついてきます。

療養費の請求については書かない

このサイトでは、療養費の請求要件や「保険が使えるかどうか」の判断は書きません。制度の解釈は、所管の資料と専門家に確認してください。ここで扱うのは、自費の中身をどう作るか、です。

まとめ

次の記事では、「なぜそこを触るのか」を患者に説明する3文の型を、自費メニューの中身として整理します。

自費メニューの中身を、評価から作る

自費で患者が払うのは、手技の名前ではなく「なぜそこを触るのか」の説明です。筋膜リリース徒手療法の評価の考え方を、無料動画で確かめてください。合わなければブロックで解除できます。

LINEで無料動画を受け取るセミナーの日程を見る
出典・参考
  • 柔道整復療養費 令和3年度 2,867億円(対前年度比+1.3%)、施術所数 約5万か所、受領委任施術所 4万7,000か所弱:厚生労働省「柔道整復療養費の令和6年改定の基本的考え方(案)について」(第27回柔道整復療養費検討専門委員会)の報道 https://www.jusei-news.com/topics/4406/
  • 柔道整復施術所 50,919か所(令和4年、前回比+1.1%)、就業柔道整復師 78,827人(+4.0%):厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)」の整理 https://keieichiryou.com/あはき資格者数と施術所数2022
  • 柔道整復療養費は平成24年度から減少傾向、接骨院1院あたりの療養費収入は2010年に1,000万円超からその後減少:ミネルバ税理士法人の整理 https://tokyo-smile-shugi.jp/article/staff/3056/
接骨院の自費移行ノート 編集部
株式会社藤井翔悟事務所の編集部。治療家向けセミナーの受講者には柔道整復師が多く、その相談と、当社グループの整体院(自費)の運用経験をもとに、AIの下書きを編集部が確認して公開しています。